「競争と成長」の 20世紀システムから、「共生と持続」の新しい経済社会システムへ。

「競争と成長」の経済社会システムの破綻は、端的に言って、都市における無業者の増大、農山漁村における人口減少、高齢化そしてコミュニティの崩壊という形で顕在化しています。リーマンショックはその傾向を増大させ、さらに、東日本大震災の津波と福島第一原発事故はまさに根底的とも言うべき変革をわが国経済社会に迫っているといえます。

「競争ではなく共生を、成長ではなく持続を」――農都共生総合研究所は新しい経済社会システムのコンセプトをこう捉え、都市と農山漁村の共生をテーマに、その実現を図ることをミッションとします。
都市と農山漁村の共生にとってもっとも重要なテーマが「農山漁村」地域の活性化です。地域の再生を目指す様々な試みの中で、都市との交流を深め、都市のリソーセスを農山漁村に取り込みながら、自立的な地域活性化につなげていくことを目指します。