農福連携とは、農業と福祉の両分野が連携し、障害者等が農業分野で活躍することを通じて、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組のことです。福祉分野における当事者である障害者等の雇用の場の創出や賃金・工賃の向上に加えて、農業分野における担い手不足の解消や農村地域の振興など、取組の拡大とともに農業と福祉の両分野からの期待が寄せられています。
さらに、「農業」と「福祉」の点的な連携のみならず、農福連携を中心に地域社会を構成する多様な組織や人材が協働して相乗効果を生み出す、いわば地域全体を包摂した農福連携の取組も生み出されています。このことは、地域内の人々の信頼と規範の醸成に基づく「社会関係資本:Social Capital」の概念とも共通しており、地域社会のパフォーマンスを高めることが期待されています。
農都共生総合研究所は、このような農福連携の取組を積極的に推進し、農福連携の全国的な普及や地域社会への定着、現場で活躍する方々への貢献を目指して取り組んでいます。
マッピングから見えてきた日本の農福連携~農福連携の発展過程可視化と方向性解明に関する研究の中間成果報告会~
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